お知らせ 2021年03月12日
日ごとに春めいて参りましたが
愛用者の皆様におかれましては、お変わりなくお過ごしでしょうか。
脳梗塞は脳の動脈がつまり
脳神経細胞に栄養や酸素がいかなくなり
壊死してしまう病気であることは皆様御存知かと思います。
しかし、我が国に脳梗塞患者が111万人以上いて、
毎年19万人がその病気を発症しており、内10%が死亡し、
41%が介護を余儀なくされる人生になってしまう事は、あまり認識されていないのではないかと思います。
このような結末を防ぐには
早期に発見し早期に治療することが重要です。
早期に治療するとは、発症してから4時間半以内に治療を開始することです。
但し、この4時間半とは発症した後、
受診してさらにMRI検査を行い脳梗塞と断定してから
血栓溶解療法の治療を始めるまでの全ての工程を含めて、
4時間半以内という事ですから
少なくとも2時間迄には病院に運ばなければならないと言われています。
本当に急がないと時間はないのです。
・その為、脳梗塞の前兆を見逃さないことが重要になります。
前兆には、
①脱力、マヒ
(右か左のどちらかの唇からよだれや食べ物が落ちる。手に力が入らなく握っていた箸を落とす。
字が書けなくなる。片方の足でつまずきやすくなる。スリッパがよく抜ける。)
②言語の障害
(言葉にろれつ回らなくなる。食べ物や飲み物が飲み込みにくくなる。言い間違いや物の名前が出てこない。)
③目の障害
(急に片方の目が見えなくなる。急に片方の視野が悪くなる。物が何重にも重なって見える。)
④感覚の障害
(右または左の半身でマヒや痛みがでる。右か左半身で風呂の厚さを感じなくなる。)
⑤バランスの障害
(ふらつく。今までにない20分から30分続くめまい。
⑥神経意識の障害
(意味もなく突然暴れだす。突然笑いだす。もうろうとして反応が鈍くなる。など)
が脳梗塞の前兆であるため、気が付いたら直ぐに受診を受ける事です。
近年新たに
脳梗塞発症2週間後に脳神経細胞の炎症の抑制及び細胞の修復に
リンパ球(免疫細胞)にあるマクロファージやT細胞が寄与していることが判明されております。
即ち多くの病気の予防及び改善に免疫細胞が関与していることが解ってきました。
(慶應大学医学部、微生物・免疫学研究室)
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